山葡萄の蔓を使用し、丁寧に編み上げて作られた籠バッグです。
こちらは連続桝網代と言う編み方。
ぐるぐると重なる四角形が少しユニークです。
洋服にも和服にも似合いますし、春夏秋冬いつでもお使いいただけます。
山葡萄バッグの制作は山に分け入って自生する山葡萄の蔓を採取することから始まります。
山葡萄は蔓性の植物ですので、他の植物に絡まるようにして成長します。
その蔓は太い物では直径10cmにも達するのだとか。
それを鉈で切って持ち帰り、皮を剥き、ひごの状態にするまでにもたくさんの時間がかかります。
ぎゅっと密でしっかりとしたハリのあるバッグ。
これを手作業で編むのは力も時間も果てしなくかかる大変な作業であることは想像に難くありません。
山葡萄のバッグは育てるバッグとも言われます。
今は明るい茶色をしていますが、使い続けるうちにどんどんと濃い飴色に変化していきます。
気づいたときに手で撫でてやるのも良いですよ。
手の脂が馴染むことで表面により一層艶が出ます。
自然素材ですので最初のうちは少し引っかかったりすることがあります。
繊細なお着物などお召しになる際にはご注意ください。