ワンランク上の大変贅沢な浴衣をご紹介いたします。
知多木綿の生地に手捺染で椿の花を染めた浴衣です。
同じ型を用いて染めておりますが、色の滲みや広がりにはひとつひとつ僅かな差が生じます。
手仕事ならではの繊細な色彩や色の重なりが楽しめる大変美しい1枚です。
【知多木綿】
こちらの浴衣には愛知県知多半島で伝統的に織られている知多木綿が使用されています。
その歴史はなんと400年以上。
知多木綿を織り上げるのは明治時代と変わらないシャトル機。
構造がシンプルなシャトル機は糸に余分な力をかけず優しく織り上げます。
生地には手織りのようなふっくらとした柔らかさがあり、それでいて機械だからこそできる織り目の均一性が取り扱いのしやすさを叶えます。
【染め】
柄は”濡れ描き捺染”と言う手法を用い手染めされています。
濡れ描きの名の通り、最初に生地を湿らせて乾く前に型で染料を押し付け染めていきます。
水の効果で色はより鮮やかに、そして一つ一つ僅かに違う滲みの美しさが生まれます。
【綿と麻】
生地は綿75%、麻25%。
綿の中に少しの麻を混ぜることで独特なシャリ感、清涼感を感じることができます。
もちろん綿の優しい肌触りも十分に。
着る、洗う、また着る。
それを繰り返すうちによりふんわり優しく生地が育っていきます。
【仕立て】
ミシンと手縫いを併用して国内で仕立てました。
袖口など縫い目が見える部分は手縫いで、背中心など強度が必要な場所はミシンで、と使い分けています。
【お洗濯】
洗濯時に色が出る場合がありますので、十分に水洗いをして、他の物と分けて洗濯して下さい。
石鹸水や水につけたまま長時間放置しないでください。
アイロンを使用される場合には、当て布をして軽く裏側からアイロンをあてるようにしてください。
帯・小物等は付属せず着物のみの販売となります。