藁囲いの牡丹の花と南天を啄む小鳥を描いたアンティークの長襦袢です。
どちらも冬をイメージさせるデザインですね。
長襦袢は長着や帯ほど季節を限定したデザインは少ないのですが、着物が日常着であった昔はこうした部分にもしっかりと四季を反映させていたのでしょう。
全体に地色の写りがあります。
右前身頃に抱き染みがあります。
裏地にやや弱りがあります。
付属の衿にはクスミや薄汚れがありますので、こちらは別の物を付け替えていただくと良いかと思います。
その他には目立つダメージ等はありませんが、時代を経たお品ですのでくすみ感や僅かな染み・時代アク、糸や生地の弱り等があることはご理解ください。